現在、別紙組織図の構成である運用に当っては、協同組合の基本原則に従い全員参加の方針で、一役員一役で全役員（理事）が、組合運営の実務に参加している。以下、理事会並び各部会の構成・業務は、次のとおりである。
（１）理事会
理事１６名を以て構成し、総会に次ぐ組合運営の中核的な決議・執行の機関として、中小企業等協同組合法及び、定款の定めるところに従い、一切の業務について審議決定している。理事長を議長とし、毎週金曜を定期開催日としている。
（２）執行部会
理事長１、副理事長３、計４名で構成し、毎週金曜に開催し、理事会に提案する事項を協議している他、それ以外のことについて協議・執行している。
（３）総務部会
副理事長を部会長とし、理事３名を以て構成し、毎月１回開催し、組合の庶務的事項、事務局に関する事、手数料、賦課金の賦課徴収、生コン販売代金の請求並びに集金等の経理に関する事、その他、他の部会に属さない一般的事項を担当している。
（４）営業部会
副理事長１名を部会長とし、他理事７名、及び各組合員からの出向参事７名、事務職員を以て構成し、毎週水曜日に定例会を開催し、登録商社の販売店申請、注文書等の可否、諸物件の受注状況の把握、情報の交換、営業活動の分担等の決定、その他重要事項について理事会に報告、提案を行ない、営業関係全般の推進に当っている。
（５）調整部会
副理事長１名を部会長とし、他理事７名、参事７名、事務職員を以て構成し、毎週水曜を定例日とし、出荷量の調整物件の割決、代納の指示等他、出荷管理装置BPS-2200の管理に関すること、工場出荷の査察を担当、割決原案を理事会に提出する他、重要事項について理事会に報告、提案を行ない、出荷調整、出荷量の適正な掌握について、責任を負っている。
（６）技術部会
理事２名を以て構成し、月１回定例開催とする他、各工場試験室要員を加えた技術委員会を開催し、技術的事項について県工業組合と連携をとりながら、組合員工場の技術の向上、品質の均一化、技術に関する調査等を担当し、協同組合の出荷する生コンの品質確保に当っている。
（７）その他の部会
当組合のエリアは、６市・４町、人口約６８万人、面積は、1,190ｋ㎡に及び、南北に長い広大な地域となっているため、工事量、物件の発注、出荷量について、地域的なアンバランスがあり、これらの偏在格差について地域内の調整地域内問題の検討のため、田方、中央、北駿部会等を設け、理事、参事若干名を以て構成し、夫々の事項の検討処理に当っている。
（８）特別委員会
常設部会の他、特別委員会を設置し、理事長等、理事数名を以て構成し随時開催して、当面の重要課題について専門的に調査、検討を行なっている。
１.赤黒調整について
組合の承認した組合員の有するシェアーを基本とする赤黒調整は、原則として、量（物件）の調整を本旨としているが、量で調整しきれないアンバランスについては、金銭を以てそれを代替している。
現在は、年６回（２ヶ月毎）に仮精算を行ない、黒工場は、その時点におけるシェアー超過分に対し調整金を組合に納入し、年度末に本精算を行なう。
２.登録商社制度について
当組合では、直販と商社への販売の２本建制を採用している。
現在、組合の承認した登録商社１１社と売買基本契約書を交換し、販売を委託している。
３.出荷管理装置について
組合員工場の出荷量の正確な管理は、すべての組合運営の基礎条件であるという考えの下に、昭和６２年３月、全組合員１８工場及び組合事務所に竹本電機のBPS１１０を導入設置、その後、現在では BPS2200までバージョンアップしオンライン化によって毎日出荷量の適正な把握を努めている。
BPS2200並びにこれと関連するプラント操作盤等の管理については、別に取扱規定を設けて厳正な管理運営を実施している。 |
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